♤丸の内~大手町【定点観測】夏終る
(写真はこの夏、東京駅丸の内中央口より見た両丸ビル・・・クリックすると拡大します)
この夏、私は丁度設立12周年を迎えたばかりのその会社を辞しました。私はその社史の約半分程、あたかも小泉政権(2001春~2006秋)、丸ビル竣工(2002夏)~新丸ビル竣工(2007春)などとほぼ時を同じくする日本経済の再活性期を其処で過ごさせて頂きました。
その会社設立の1995年は、サッチャーが仕掛けレーガンが追従した「市場原理主義経済」が米財務長官ルービンによって制度化され世界普及が図られた歴史的エッポック年であります。その意味では正に時を得て時代の先端を行くべく設立された“時代の申し子”とも言うべき会社でありました。
私は前の職場で日本経済のバブル崩壊に続く収縮と停滞に遭遇してそれなりの苦労を経験しました。そして、そのことの理解も消化不良のままに退職したのですが、引き続き還暦後も前線に職を得たことで「日本や世界経済の動向」のその後から現在に至るストーリーを私なりに追い続けることが出来たことは幸いでした。
今度その会社から退くに当って、謂わば一寸した“卒業メモ”のつもりで、その間に見聞きし読んだことの中から私の腑に落ちた事象を基に整理したのが前回の拙文でありました。
♥グローバリゼーション【じじぶつぶつ】老後の始末
http://jibutu.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/post_78f7.html
上記メモを記した後、こともあろうに米国のサブプライムローン問題による“世界同時株安”の発生があってテンヤワンヤの昨今ですが、大陸・大洋の山谷・河川・風雨・波浪が島国・湖水のそれより遥かに大きく険しいという理の如く、世界化した金融経済の波乱の程も経験を超えるものがあるようです。
急速な普及・成長を続け、リスク取りに行かねば置いてゆかれる“グローバル化市場主義経済”に組み込まれて、比較劣後し続ける様であれば日本の将来はありません。競争せずに座していては、それこそ日本と日本人の未来に「何時何が起こっても不思議ではないリスク」を抱え込むことになるのでありましょう。
好き時代の先輩諸氏の老後は「満々と溢れんばかりにお湯を張った湯船に首まで浸かって、来し方を懐かしみ、行く方の西方浄土に微塵も疑いを持たず、今日の平穏と安寧を楽しむ」というものであったでしょうが、私の世代の老後となっては、気が付けば「何時の日か湯船のお湯が冷め、また減ってしまう」ことを常に恐れながら余命を過ごさねばならぬ様であります。・・・クワバラ、クワバラ
私もこれで晴れて紛れも無く“無職・泡沫人”と相成りました。今後は先輩諸兄姉を見習ってより自適に有意義(?)な時間を過ごしたいものと思っています。在職中の関係諸兄姉のご厚誼のほどに感謝申し上げます。
◆夏終るうたかたのごと我のおり 与里
※丸の内~大手町【定点観測】は今回で終ります。
070902 浪漫老翁乱
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