◆スロヴェニア・ブレッド湖【Hats&aStick】紅葉と黄葉
立冬も過ぎ、今朝の新聞取りで昨夜来の雨に濡れ庭の片隅でひっそりと咲いている石蕗の晩秋を告げるかのような佇まいに気が付きました。年齢の所為か私には夏から暮れに掛けての半年間が年々早く過ぎるようでややあせりを感じるこの頃ですが、貴兄・姉にはこの秋を如何お過ごしでしょうか?
今秋私の街の街路樹達の紅葉が見事です。街路樹はケヤキ、ユリノキ、和洋のマロニエ、ヤマモモ、紅白のサルスベリ等ですが、取分け大道路沿いに植えられ数の多いケヤキの紅葉振りが素晴らしく緑~黄~紅~茶色への変化に耐えて容易に散らず、ボリューム豊かに輝く錦がアースカラーに統一された街並を綾なして何とも美しく心地良い風情です。
この街の建物の外壁、街灯、手摺、歩道のタイル等がアースカラー(大地・土の色)で統一されているのは地域の建築協定によるもので、私がこの街を気に入って移り住んだ要素の一つなのですが、新しい町が出来て十数年経ち造成時の若木が風土に根付いて大きな成木に育って盛んに葉を茂らせ目立つようになり、その豊満な新緑や紅葉そして青空が大変似合う街に育ってきたことに満足しています。
この街の今までで一番美しく息の長いこの秋の紅葉は育ち盛りの樹木の成せる技ばかりでなく先の孟夏とも関わりがあってでしょうが、台風の頻繁な到来もあったこととて貴兄・姉の居所でのこの秋の紅葉は如何でありましょうや?
・紅葉(こうよう):秋、落葉に先立って葉が紅色に変わる現象。糖類が赤色のアントシアンに変わることにより起こる。
・黄葉(こうよう):秋、落葉に先立って葉が黄色に変わる現象。クロロフィルムが分解して残っている黄色のカロチノイド色素が目立つために起こる。
以上は手元の辞林の要約であるが、季寄せなどでは紅葉に黄葉の意味を含ませる場合があるようです。又読み方はいずれの場合も「こうよう」、「もみじ」とある。この頃、黄葉を「おうよう」と読む人々の声が耳に付くようになったことに違和感を持って確かめた結果が上記です。
◆写真は先月下旬のスロヴェニア、ブレッド湖の黄葉。(※アルプスの東端ユリアン・アルプス南麓、欧州ではツタ類等を除き赤葉化する樹木は日本より少ないようです)
’04.11.12.AM 屁眠狗雨詠
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