・短歌

2009年4月 8日 (水)

♤西生田【定点観測】菫の花

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 一昨年の夏に生業から身を引いいた後に、母、弟、義母、恩師、さらには懇意にしていた元同僚や友人たち数人を次々に亡くしたこと等で、ここ一両年は心穏やかならぬ儘に無沙汰をいたしておりましたが、時は春闌、新たな気持ちでぼつぼつと小文の掲載を再開したいと思います。どうぞ宜しく。

                   記

 リタイア後の“憧れ”無為徒食の生活にも直ぐに飽きて、聴いてみたい講座がそこにあったという理由で自宅近所のその大学のキャンパスに通うようになり一年余が経った。不祝儀などのため欠席も多かったのであるが、講義は中々に面白く、そのため講座数をあれこれと増やして新学期を迎えた。

 また受講をきっかけに始めた俳句と短歌については其々に手近の結社にもお世話になっている。そんな訳で、そこそこに忙しく、また適当に刺激のある穏やかな(?)日々がようよう板についてきた処である。

 俳句も短歌も未だ未だ見様見真似であるが、句友・歌友のどちらからも「そろそろ、どちらかに絞ったら!」と言われていて、何時まで両立出来るものなのかその目安も覚悟もない儘に、今少し、今少しと、ずるずると続けているのが現状である。

 ただ、俳句や短歌を始めたことで森羅万象をよく観察してその微妙な変化にも心を寄せる様になった己に気付くこの頃である。

 公開講座が行われているキャンパスは都心に本拠を構える大学が副キャンパスとして昭和9年に多摩丘陵の一角に開設したもので、多摩固有の自然がふんだんに残るその森は季節の折々に見事な様相を見せてくれる。それ故に、受講日のキャンパス散策は自然観察と運動を兼ねた楽しき慣いとなっている。

逝春やキール飲む女カフェテラス       与里

(※白ワインにカシスのリキュールを加えたカクテル。澄赤色が美しい)

地下BARにアイリッシュ・ウイスキー飲む男「俺って渋いぜ」と春惜しみたり        頼彦

(※ウイスキー原型。スコッチの台頭などで現在は衰微)

◆写真は、キャンパスで見つけた菫の花(Viola mandshurica)

※多摩丘陵:多摩川の中・下流の南側から神奈川県北部にかけて広がる標高100~180mの丘陵。近年は住宅地として開発が進む。

※拙句・拙歌に付いて諸先輩の方々のご批評・ご指南を頂ければ幸甚です。

09.04.08.浪漫老翁乱

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